はじめに|将来に備えたいけど、何から始めればいい?
こんにちは。「普通の会社員の資産形成ラボ」管理人のパパとまるです。
今回は、**リアルな家族設定に基づく「教育資金と老後資金のシミュレーション」**をお届けします。
- 子どもはまだ4歳
- 貯蓄ゼロ
- 専業主婦の妻
- 賃貸暮らし
- 自分は40代中盤
こんな状況でも、「これから何をすればいいか」が明確になれば、将来のお金の不安と正面から向き合えます。
■この記事でわかること
・教育費は実際いくらかかるのか?
・老後に必要なお金はいくらなのか?
・それらをどうやって貯めるのか?
数字を使ってシンプルに「見える化」していきましょう。
家族設定|パパとまる家のライフプラン
まずはシミュレーションの前提となる家族構成と条件です。
項目 | 内容 |
---|---|
パパとまる | 44歳・会社員 |
妻 | 45歳・専業主婦 |
子供 | 4歳(1人) |
住居 | 賃貸(持ち家なし) |
定年 | 65歳を想定 |
老後年数 | 65歳〜100歳(35年間) |
貯蓄 | 0円からスタート |
借金 | なし |
投資 | インデックス投資(年利5%想定) |
教育方針 | 幼稚園:私立、小中:公立、高校:私立、大学:私立理系+一人暮らし |
教育資金のシミュレーション|いくら必要?
子どもが大学を卒業するまでに必要な教育費を確認しておきましょう。
教育段階別の費用(文科省・日本政策金融公庫データより)
教育段階 | 学校種別 | 合計費用(1人分) |
---|---|---|
幼稚園 | 私立(3年) | 約150万円 |
小学校 | 公立(6年) | 約192万円 |
中学校 | 公立(3年) | 約135万円 |
高校 | 私立(3年) | 約300万円 |
大学 | 私立理系+一人暮らし(4年) | 学費:約600万円 生活費:約720万円 |
合計:約2,100万円
補足:児童手当の考慮
子どもがもらえる児童手当は次の通り。
年齢 | 支給額(月) | 支給年数 | 合計 |
---|---|---|---|
0〜3歳 | 15,000円 | 3年 | 約54万円 |
3歳〜中学生 | 10,000円 | 約12年 | 約144万円 |
▶️ 総額:約198万円
差し引き後の教育資金:
2,100万円 − 198万円 = 約1,900万円
老後資金のシミュレーション|住宅費がカギ
賃貸暮らしを続けると、老後も家賃が必要になります。
月34万円 × 12ヶ月 = 年間408万円
これを65歳から100歳(35年間)とすると…
老後生活費の合計:
408万円 × 35年 = 約1億4,280万円
年金収入の見込み(夫婦2人)
人物 | 年金の種類 | 年間受給額(推定) |
---|---|---|
夫 | 厚生年金 | 約180万円 |
妻 | 国民年金(満額) | 約80万円 |
合計 | 約260万円/年 |
不足分:408万円 − 260万円 = 約148万円/年
35年では:148万円 × 35年 = 約5,180万円
老後資金の準備目標:約5,200万円
教育費+老後資金の合計と準備方法
ここまでをまとめると…
項目 | 金額 |
---|---|
教育費 | 約1,900万円 |
老後資金 | 約5,200万円 |
合計 | 約7,100万円 |
では、これをどう貯めていくのか?
投資による準備プラン|インデックス投資で積立
想定条件
- 年利:5%
- 投資期間:65歳まで(残り21年)
- 月々の積立額を試算
シミュレーション:21年で7,100万円を作るには?
投資期間 | 年利 | 必要月額 |
---|---|---|
21年 | 5% | 約17.5万円/月 |
これはかなり高いハードルです。
解決策:ステージごとに積立目標を分ける
フェーズ1|今から15年で教育費1,900万円を準備
年数 | 年利 | 必要月額 |
---|---|---|
15年 | 5% | 約82,000円/月 |
フェーズ2|教育費が終わってから老後資金5,200万円を6年間で準備
年数 | 年利 | 必要月額 |
---|---|---|
6年 | 5% | 約63万円/月(現実的ではない) |
これでは到底無理。
ではどうする?現実的な代替案3つ
- 教育費の一部を奨学金などで対応する
- 老後の生活費を見直して、必要資金を圧縮する
- 退職金・企業年金などを加味して老後資金を補う
最も現実的なのは、教育費を中心に今できることをしっかり行い、老後資金については退職金や年金の繰下げ受給などで補完する方法です。
まとめ|今からでもできる。普通の会社員でも備えられる。
パパとまる家のように、今は貯金ゼロでも…
- 子どもの教育費:約1,900万円
- 老後に必要な資金:約5,200万円
- 合計:約7,100万円
これを1本の道にせず、「ステージ別に分けて計画」することで、現実的な対策が見えてきます。
▶️ 今すぐ始めるべきことは3つ!
- 支出の見える化と生活費の最適化
- インデックス投資で月5万〜8万円の積立を習慣化
- 定期的にライフプランを見直して修正
最後に|不安は“可視化”すれば“対策”できる
「お金が足りるか不安…」
そう思ったら、まず数字で不安を見える化することが第一歩です。
ぼんやりした不安は、行動を止めます。
でも、見える化された不安は、対策できます。
📩 普通の会社員でも、資産形成はできる。
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次回は「妻がパートに出るとどう変わる?」というテーマで、さらに現実的な対策も紹介していきます!
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