目次
前回までのおさらい
これまでの記事では、
- 教育費:約1,900万円(児童手当考慮)
- 老後資金:約5,200万円
合計7,100万円が必要という試算をもとに、
「妻のパート収入+年金繰下げ」で達成する方法を紹介しました。
ただし、現実問題として「妻のパート収入が安定して得られない」ケースもあります。
そこで今回は、パパとまるが自ら副業で稼ぎ、さらに会社員としての収入も増やし、年金繰下げ中の5年間を雇用延長で乗り切るプランを立てます。
ステップ1|副業で月5万円を稼ぐ
副業の目的
- 妻のパート収入が不安定な場合の「代替収入」
- 老後資金の上乗せ原資
- 将来の収入の柱を増やす(セーフティネット)
月5万円の副業例
- ブログ運営(広告・アフィリエイト収益)
- Webライティング(クラウドソーシング)
- 動画編集(YouTube・企業案件)
- スキル販売(ココナラ、note)
計算
月5万円 × 12ヶ月 × 15年 = 900万円(元本)
年利5%で運用しながら15年間積み立てると、約1,300万円になります。
ステップ2|会社員の給料を上げる
副業と並行して「本業収入アップ」にも挑戦します。
これは安定性の高い収入増で、資産形成のスピードを一気に早めます。
給料を上げる方法
- 資格取得で昇給(例:中小企業診断士、宅建、TOEICスコアアップ)
- 社内異動や昇進
- 転職による年収アップ
仮に年収が50万円アップすれば、手取りベースで月3万円前後が増えます。
これを全額積立に回すと、長期的には数百万円単位の差に。
ステップ3|年金繰下げ中の5年間を雇用延長+副業でカバー
年金を65歳→70歳に繰下げる場合、その5年間は年金がもらえません。
ここをどう乗り切るかがカギです。
雇用延長+副業の組み合わせ
- 会社員の雇用延長:月15万円 × 12ヶ月 = 年180万円
- 副業:月5万円 × 12ヶ月 = 年60万円
合計:年240万円
生活費400万円に対して残り160万円を取り崩しますが、教育費終了後の投資資産を使えば十分可能です。
ステップ4|最終シミュレーション
【教育費】
- 本業+副業で月14.2万円を投資(パート収入なし想定)
- 年利5%で15年後に約3,000万円 → 教育費1,900万円+余剰1,100万円
【老後資金】
- 教育費終了後も月14.2万円を65歳まで積立 → 約1,200万円追加
- 年金繰下げで受給額42%アップ
- 繰下げ中の5年間は雇用延長+副業でカバー
- 老後必要額は5,200万円 → 実質1,200万円に圧縮
メリットと注意点
メリット
- 妻のパート収入に依存しない
- 本業+副業で「収入の柱」を増やせる
- 雇用延長で年金繰下げの空白期間を埋められる
注意点
- 副業は成果が出るまで時間がかかる(半年〜1年)
- 本業との両立には体力・時間管理が必要
- 雇用延長が可能な職場環境か事前確認が必要
副業は「将来の安心保険」
教育費や老後資金の準備というと、どうしても**「今ある収入をどうやりくりするか」**に目が行きがちですが、
それだけだとリスクに弱い状態です。
副業で月5万円稼げるようになれば、
- 妻のパートがなくてもOK
- 本業収入が減ってもカバー可能
- 早期退職や転職の自由度アップ
つまり、「将来の安心保険」としても強力です。
まとめ|収入の柱を増やすのが最強戦略
- 副業で月5万円 → 教育費も老後資金も安定確保
- 本業の昇給で積立額を増やす
- 年金繰下げ中の5年間は雇用延長+副業で乗り切る
結果、7,100万円必要だった資金は、実質3,100万円程度で足りる計算になります。
副業を始めることは、「お金の不安を減らす最短ルート」であり、将来の選択肢を広げる手段でもあります。
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